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ロックバンドの1st ALBUMは、そのバンドの本質を映し出す鏡ですね。


マリリンモンローズの1st ALBUM「映画館」を聴いた。

すごくすごく酸っぱい苺を食べてるような気分になった。

すごくすごく純粋な恋愛がしたいな、とも思った。


マリリンモンローズの音楽に出会って7年が経つ。

6月6日、私は愛すべき彼らのCDを沢山売り捌いているのだろう。…やっとこの時が来た!


おめでとう、マリリンモンローズ!



TOWER RECORDS新宿店     水谷泰子

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こういうコメントの類いは正直に書いた方がいいと思ったのでちゃんと。

結論から言うととても良い。気持ちいい。ポップだし哀愁も感じる。

コンビニに行く時にこのアルバムを聴いていたら、弁当の買う予定がビールになっていた。

歌詞が特に良い。アルバムのタイトルが「映画館」とあるが、

短編の映画を見ている錯覚みたいなものも感じた。

正直知り合いの年下の奴らの音楽でこんなに鳥肌が立つとは思わなかった。

鳥になっちゃうよ常木くん。

それと私事の後付けで言えばたまたま最近いいヘッドフォンを買ったのだが

それも良かったと思った。

なぜならサンプルで聞いていたのはラフ版なのでこのアルバムの完成版が待ち遠しく、

もうこのコメントを読まれている頃には完成版を高音質でヘビーローテーション出来るから。

6月6日、本当に鳥になっちゃうよ常木くん。

パタパタパタ。コメントおわり。




小田 学 (映画監督/劇団兄貴の子供)

眠れない夜になることはわかっていたので、近場の名画座までオールナイト上映を観に行くことにした。

朝までに短編映画を10本。


そのどの作品も無味の炭酸水のように、唇と口内と胃を刺激するヒリヒリとした感触が残った。


朝方、映画館を出て電車に乗る。

やっと眠気がやってきた。

けど家に帰ってもまた眠れないのだろう。

目を瞑ると「彼ら」に喉笛を噛み千切られそうになる。




金田康平(THEラブ人間/歌手)

タイトル「映画館」とはよく言ったものだ。

彼らの音楽が流れはじめると、自分の感情にどんどん色が加わっていくのが分かる。

それは悲しい青、暖かい黄色、ちょっとエッチなピンクだったり。

マリリンモンローズが作った40分のストーリー。

まだ幕は開いたばかりだけど、名作の予感しかしない!


オモチレコード 望月慎之輔

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1st アルバム

映画館

寄せられたコメントです。ありがとうございます。マリリンモンローズ一同

1st アルバム 映画館

OMC-2
¥1,500−(税込)

1.奇跡のメロディーを探す旅

2.サイレントヒル

3.12月のリボルバー

4.東京都

5.えいやこら

6.国鉄に乗って♪

7.ももかん

8.おしり

9.メトロムービーテーマ曲

10.サカナになる

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「映画館」と名付けられた彼等の作品を聴いた。


映画とは、大きく分ければフィクションとノンフィクションとに大別されるが、

大本の史実を辿ればそれは19世紀の暮れの黎明期においては、

専らノンフィクションとして生まれたものであり、

世界で始めての映画(活動写真とも言われていた)と言われるリュミエール兄弟の「工場の出口」は、

労働者達が工場から出てくる、というシーンのみで構成されており、

そこに以降に観られるフィクション、演劇性というものは皆無だった。


そこから次第に映画は娯楽の色合いを濃くするにしたがって演劇的なものへと変化してゆき、

今や映画館に居座る我々の誰もが、目の前に写っている世界は決して目の前の現実ではない、

ということを、つまりあらかじめフィクションということを了承済みだ。


しかし、フィクションとノンフィクションの境目と何だろう。

現実と非現実の境界とは。誰が画中の人物をこの世に在るものではないと決め付ける。

役者の息吹は何だ。写された景観は何処にある。隣に座るあなたのことをビデオカメラで写したら、

その動画の中のあなたと目の前にあるあなたとは別の人間か。


マリリンモンローズの「映画館」と名付けれた彼等の作品を聴いた。


フロントマンである常木の描くうたの世界は、一見ありふれた日常を私小説風に切り取っているかのようにも聞こえるが、

「国鉄」「街」などと頻出する語彙の指すそれらには、具体性がなく、どこか映画の中の架空の街の空想の電車のことをうたっている

かのようにも受け取られる。要は、ノンフィクションとフィクションが混在しながら、もつれあい、生じる

不可思議な現実と非現実の境目のような次元に、マリリンモンローズの音楽は誘ってくれる。この感覚はどこか、

上記の映画に内在する両義性と、相通ずるものがある気もする。


フィクションは僕等をここではない遠いどこかに連れて行ってくれるが、

反面ノンフィクションとは僕等の空想や妄想を正し厳かな現実に引き戻してくれる。

どちらもあって然るべき表現の形態だと思う。


その両極の間でうたうマリリンモンローズの音楽を聴き終えた後、

玄関のドアを開け外へ出ると、世界は今までよりも少しだけ、多様で、豊かなものに変わったような気がした。


調度、真っ暗な映画館を出た、あの感覚のように。





komori 壊れかけのテープレコーダーズ

野球とかサッカーとか将棋とかピアノとか仕事とかが、結局何もうまくできなかった人間に、

最後の最後に残された表現手段が「バンド」なんだと思います。


マリリンモンローズのCD等のクレジットを見ると常木くん中心のバンドなのは確かでしょうが、

俺はマリモンの魅力はその「バンド感」だろうと思うわけです。


「東京都」でのメンバー全員がボーカルを回す部分やメンバー全員でのコーラス等に、それは顕著ですが、

ライブで4人が並んだ時のバランス感、佇まいには、もっとはっきり「バンド」が存在します。

新譜「映画館」についてのコメントではありますが、彼らの魅力を伝えようと思ったら、

最初に「バンド感」を言わないといけないと思った次第です。  


FIN。




ガール椿 矢野雄平

ふわふわとPOPなのに何かがゴツゴツとぶつかってくる。

ちょっと痛いんだけど、そのゴツゴツがいつまでも頭の中でころがっててほしいなと思う。

stアルバム「映画館」は、様々な風景を見せてくれるアルバム。

これまでのマリリンモンローズの見てきた様々な風景を、僕たちに。

聴き終えた後は、まさに映画館から出た時のように、

現実の太陽が眩しくてちょっとせつない。

そんな気分もいいなと思う。



植田 真 (イラストレータ)

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2012年6月6日(水)発売

全国のレコードショップにてお買い求めください